LDの子どもの勉強の教え方のポイント
2022/05/20
LDとは「読み」「書き」などの特定の分野に対してのみ、強い困難を生じる「学習障害」です。
そんなLDの子どもの学習をサポートする際は、どんなポイントに心がければ良いのでしょうか。
今回は、LDの子どもの勉強の教え方のポイントについて解説します。
LDの子どもの勉強の教え方のポイント
LDは、「学習障害」を意味する英語「Learning Disability」の略称。
全体的な知能には問題がないにも関わらず「読む」「書く」「計算する」などの、学習に関する基礎能力にだけ困難を示します。
どこを読んでいるか明確にする
読むことを難しいと感じる場合には、教科書などの「どこを読んでいるか」をはっきりさせることがポイントです。
下敷きなどのシートを用いて、読む行だけを際立たせてあげると、読み進める負担が軽減します。
漢字の成り立ちから教える
書くことに困難を感じる子どもにとって、画数の多い漢字を覚えるのは大変な作業です。
漢字を覚える際には、その文字の成り立ちから教えましょう。
視覚的な記憶だけでなく、理論立てて漢字を覚えることでスムーズに書くことが期待できます。
図や絵にする
算数の文章問題を教える際は、問題を絵や図で書き出すように指導しましょう。
絵や図で視覚的に情報を整理することで理解が深まり、問題を解きやすくなります。
まとめ
LDの子どもに勉強を教える時には、以下のポイントを意識されてください。
・どこを読んでいるか明確にする・漢字の成り立ちから教える
・図や絵にする できなくても子どもを責めずに、勉強を楽しむ姿勢を育てることが大切です。
一人ひとりに合う学習方法を模索しましょう。
当施設は、学習障害・発達障害のお子さんに支援を行う放課後等デイサービスです。
経験にだけ頼った支援ではなく、理論に基づいたサポートをしていますので、お気軽にご相談ください。